まるわかり!紫外線対策について
まるわかり!紫外線対策では、紫外線のメカニズムや紫外線による肌のトラブルなど紫外線の要因でおこる様々なトラブル解決法や治療法などを掲載しています。
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紫外線(UV)量
漠然と、「紫外線(UV)は夏に多いだろう」と考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
だから紫外線(UV)対策も夏になってから・・・そう思っていらっしゃいませんか?
しかし、それでは遅すぎるのです!
紫外線(UV)は、桜の花が咲きはじめる3月ごろから増え始めます。そしてピークを迎えるのは、6~7月ごろです。最も気温が高く、したがって日焼けを気にする人が多い、8月は、むしろ紫外線(UV)の量は下降気味なのです。
したがって、春先から紫外線(UV)対策をすることが非常に重要です。また気温は低くても、つまり秋から冬にかけても、紫外線(UV)は、なくなったわけではありません。確かに夏のピーク(6月)と比べると、12月~1月は6分の1ほどに減ります。しかし、だからといって安心し、紫外線(UV)を浴びている時間が多くなってしまったら、浴びる量は結局、同じになってしまいますよね。紫外線(UV)対策を考えるときには、年間を通じた総量を考え、冬でも対策を講じる必要があります。
紫外線(UV)対策について、もうひとつ、知っておくべきことがあります。それは、紫外線(UV)は、直射日光だけに限られないということです。地面や水面からの反射光も決して、バカにできないのです。
しっかりと帽子をかぶって「上」からの紫外線(UV)の攻撃を防いでいるつもりだったのに・・・アスファルトの照り返しがあなたの肌を「下」から直撃していた・・・なんてことにならないよう、しっかりと「上下&左右」から紫外線(UV)対策をしましょう。
紫外線(UV)の種類
紫外線(UV)は、目には見えませんが、わたしの生活にさまざまな影響を及ぼします。特に肌に対しては、決して良い作用をしません。
したがって、紫外線(UV)とは何かをしっかりと理解し、それを防ぐ対策を施す必要があります。
紫外線(UV)には、3つの種類があります:
紫外線(UV)というのは、強いエネルギーをもつ太陽光です。波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cにわけられます。そのうちオゾン層を通過して地表に届くものは、UV-A、UV-Bの2種類です。これら2種類の紫外線(UV)がどのような作用を示すのか、以下にその概略を述べます:
●UV-A
UV-Aは、波長が長い紫外線(UV)で、その35~50パーセントが表皮を通過し、真皮まで到達するといいます。肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)を引き起こす張本人が、このUV-Aです。
さらに、このUV-Aを慢性的に浴びていると、シワやたるみといった、肌の老化の原因となります。これは、UV-Aが、皮膚の弾力線維や、膠原線維(こうげんせんい)に影響を与え、ダメージを引き起こすからです。
●UV-B
UV-Bは、UV-Aと比べると波長が短く、真皮にまでは到達しません。UV-Bの場合は、浴びた直後にすぐに反応を起こし、主に表皮で急激に肌を赤くするなどの症状を引き起こします。この炎症を「サンバーン」といい、肌の乾燥を引き起こします。これが、シミやソバカスなどの、肌のトラブルの原因となります。
このように、紫外線(UV)は、肌にダメージを与え、シミやシワ、ソバカスなどの原因となります。
紫外線(UV)の多い時間帯
紫外線(UV)は、お肌の大敵です!できることなら・・・いえ、絶対に!・・・紫外線(UV)を100パーセント防ぎたい、というのが、本音ですよね。しかし、24時間1年中外に一歩も出ないというわけにはいきませんし、たとえ家のなかにいてもある程度の紫外線(UV)は入ってくるのです。
そこでたとえ1日中、365日紫外線(UV)がその刃を光らせているとしても、どの時期に、どの時間帯に紫外線(UV)が多いかを知り、その時期、時間帯に念入りな対策をほどこすようにするほうが、100パーセント防止しようというよりも、ずっと現実的です。
紫外線(UV)が最も多い季節は、実は、夏の最も暑い季節(8月)ではなく、それよりも少し前の6月から7月にかけてです。しかも3月ごろからすでに紫外線(UV)の量は増えつつあるのです。したがって、季節的には3月の桜の花が咲き始めたころから紫外線(UV)対策を本格派させる必要があります。
では、時間的には?
紫外線(UV)の量が、1日のうちで最も多い時間帯は、午前10時から午後2時頃までです。実はこの4時間の時間帯に、1日の半分以上の紫外線(UV)が集中しているのです。
しかしこの時間・・・お洗濯を干したり、お庭の草をとったり・・・と、大方の家事が集中している時間帯でもありますよね?
ちょっとだけなら大丈夫!という油断こそが大敵です!気がついたら肌の奥まで紫外線(UV)がしみこんでいたということにならないためにも・・・しっかりと帽子をかぶり、しっかりとUVクリームを塗るなどして万全を期しましょう!
雨天、曇りの日の紫外線(UV)対策
紫外線(UV)は、肌に良くない影響を及ぼします。オゾン層を通過して地表に届く紫外線(UV)は、UV-AとUV-Bです。
UV-Aは、表皮を通過してさらに奥深く、真皮にまで到達し、色素沈着(サンタン)を引き起こします。これが肌を黒くさせる原因です。さらに慢性的にUV-Aを浴びていると肌の奥の線維にダメージを与え、シワやたるみの原因になります。
一方、UV-Aよりも波長が短いため、真皮にまでは到達しないものの、浴びた直後から肌を急激に赤くするUV-Bは、肌に炎症を引き起こします。これがサンバーンで、シミやソバカスの原因となる、お肌の乾燥をもたらします。
したがって肌の健康、美しさを保つためには、1年間を通してとにかく紫外線(UV)を少しでも浴びないよう、日々気をつけ、対策を講じることが必要です。
紫外線(UV)対策というと、夏のもっとも暑い8月頃になって慌てて日焼けや止めクリームを塗る方がいらっしゃいますが、これでは手遅れです。紫外線(UV)は3月ごろから次第に増え始め、6月から7月にピークを迎えます。つまり、気温のピークと紫外線(UV)量のピークはずれているのです。
また、6月というと、梅雨であまり天気もよくないので大丈夫だろう、と思いがちです。しかし紫外線(UV)は、雨の日でも、曇りの日でも、量の違いこそあれ降り注いでいることに変わりはありません。快晴の日の紫外線(UV)量を100パーセントとすると、雨の日は20~30パーセントといわれます。またうす曇であれば、50~80パーセントはふり注いでいるといいますから、決して少ない量とはいえません。
紫外線(UV)の防止法
紫外線(UV)を防ぐ3本柱は、1:日焼け止めクリーム、2:日傘、長袖の服、3:帽子、サングラス、です。
紫外線(UV)対策1:日焼け止めクリーム
肌が外に出ている部分にはすべてに塗るつもりで、適量をむらなく塗りのばしましょう。重要なことは、1度塗ってそれでおしまいというのではなく、数時間ごと(2~3時間)で塗りなおすことです。朝と昼で、1日に2回、塗るようにするとより効果が得られます。
紫外線(UV)対策2:日傘、長袖の服
夏の暑いときに黒服を着ると、日光を吸収してしまうのではないか?と思いますよね。しかし、夏だからこそ、黒! がお勧めです。白っぽい服は、紫外線を通しやすいのです。したがって夏でもなるべく黒っぽい色の服を着ることが紫外線(UV)対策としては有効です。日傘も大きくてしっかりと身体をかくしてくれるものがいいですね。
最近は、衣類や繊維に紫外線(UV)防止加工が施されているものもあります。そうしたものを羽織ることも有効な紫外線(UV)防止対策になります。
紫外線(UV)3:帽子、サングラス
帽子やサングラスは慣れない人にとっては何となく着用しづらい、気恥ずかしく感じることってありますよね。でも、帽子をかぶると約20パーセント、サングラスで約90パーセント紫外線(UV)をカットすることができるのです。視力矯正のためのめがねのなかにも、UVカット機能がついているものがあります。皮膚だけでなく、目を紫外線(UV)から守ることも大切なのです。目にも紫外線(UV)の刃は決して良い影響を与えないのです。
オーストラリアでの取り組み
日本でも最近は、紫外線(UV)防止に対する取り組みが盛んになってきました。日差しの強い日中、特に紫外線(UV)量がもっとも多い時間帯である、午前10時から午後2時までの間、および季節的には3月頃から最も紫外線(UV)量が増える6月、7月にかけて、日焼け止めを塗り、めがねやサングラスをかけ、帽子をかぶり・・・できるだけ黒っぽい色の長袖のシャツを着るようにするなど、の、紫外線(UV)対策が呼びかけられています。
とはいえ、日本の取り組みは、世界的にみるとまだまだ一歩を踏み出したばかりです。各国は、もっと前から本格的な紫外線(UV)対策を、国家をあげてとりくんでいるのです。
紫外線(UV)対策の先進国は、オーストラリアです。
皮膚がんが多発し、国家の癌の半分が皮膚がんであるといわれているオーストラリアでは、紫外線(UV)対策を国家的に取り組んでいます。もともと白人は紫外線に弱いタイプの皮膚をもっていることに加え、ヨーロッパからオーストラリアの地に移住した彼らはもともとあのような太平洋上の国紫外線(UV)に適応しきれないからでしょう。
オーストラリアでは「SLIP(スリップ)-SLOP(スラップ)- SLAP(スラップ)- WRAP(ラップ)」というスローガンをあげています:
●SLIP(スリップ)・・・「長袖を着ましょう」
●SLOP(スラップ)・・・「サンスクリーンを塗りましょう」
●SLAP(スラップ)・・・「帽子をかぶりましょう」
●WRAP(ラップ)・・・「サングラスをかけましょう」
日本でも皮膚がんが増えつつあります。真剣に考える時期がもはや到来しているのです。
皮膚がん
紫外線(UV)がその発生の要因のひとつとなっているのが、皮膚がんです。皮膚がんは、40代歳から徐々に増えはじめ、80歳代ごろまで発生が続きます。皮膚がんには、主として顔や露出している部分に発生する「有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼううがん)」と、「基底細胞癌(きていさいぼうがん)」などがあります。
これらの皮膚がんの原因としては、紫外線(UV)、放射線、コールタールなどがあげられています。また、傷ややけどのあと(瘢痕(はんこん))や、子どもの若者の色素性乾皮症、およびいぼやほくろから皮膚がんを生じることもあるとわかっています。
皮膚のタイプによっても皮膚がんになりやすいものがあります。たとえば、白人の皮膚は、紫外線(UV)に弱いタイプといわれます。オーストラリアでは、国民の癌の半分が皮膚がんといわれます。そのため国家をあげて紫外線(UV)対策が叫ばれています。胃がんや大腸がん、子宮がんががんの上位を占めていますが、最近は、日本でも皮膚がんが急増しています。日本ではかつてあまりみられなかった老人性皮膚角化症は、紫外線(UV)が原因によるがんで、日本で増えつつあります。
有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼううがん)の場合は、リンパ節転移がなければ5年生存率は約95パーセントです。しかし転移がある場合は、70パーセントにさがってしまいます。また、基底細胞癌(きていさいぼうがん)の場合は、転移がほとんどみられず、死に至ることはほとんどないといわれています。
日焼けのタイプ
同じように紫外線(UV)に当たって、同じように紫外線(UV)対策をしているつもりなのに、すぐに真っ赤になってしまう人もいれば、日焼けしてすぐにはあまり赤くならずにしばらくたつと、急激に真っ黒になるタイプの人もいます。
日焼けの仕方はその人の肌のタイプによって変わります。したがって、紫外線(UV)対策を考える場合も、自分の肌のタイプ、日焼けのパターンをよく理解してそれに合った対策をとることが大切です。
日焼けやのしかたは、人によって次の3タイプに分かれます。
タイプ1・・・日焼け直後にすぐに真っ赤になります。しかし数日すると日焼けのあとはほとんどなくなり、うっすらと残る程度です。
タイプ2・・・日焼けした直後はある程度赤くなりますが、さほど目立ちません。しかし数日すると、褐色がかった感じで黒く色素沈着が置きます。
タイプ3・・・日焼け直後は、赤くなったりすることもなく、ほっとするのですが、数日後、鏡を見てぎょっとする・・・急激に真っ黒になっている! というタイプです。
日本人の場合は、タイプ1が約17~18パーセントを占め、タイプ2が約60~70パーセントにのぼります。一方、タイプ3は約13~14パーセントでさほど多いとはいえませんが、このタイプの方にとって日焼けは重大な悩みの種となります。
黒くなる、つまり色素沈着(サンタン)原因は、紫外線(UV)のなかでもUV-Aのしわざです。一方、浴びた直後に真っ赤になるのは紫外線(UV)のなかのUV-Bの作用によるものです。
日焼け
太陽光線を受けすぎて生じる急性の皮膚障害を「日焼け」といいます。
太陽光線に含まれる、中波紫外線(UV)は、障害を起こす作用が強いことから、浴びるとすぐに灼熱感(しゃくねつかん)を伴って肌が真っ赤になって(紅斑(こうはん))、ひどいときには水泡を起こすこともあります。
「日焼け」というとき、太陽光線を浴びて赤くなる症状と黒くなる症状があり、一般的に両方を含めて日本語では「日焼け」といっています。しかし、前者は「サンバーン」で、後者は「サンタン」といい、本来、区別すべきです。
●サンバーン
赤くなる「サンバーン」というのは、紫外線(UV)で皮膚の細胞が障害をおった炎症です。
●サンタン
黒くなる「サンタン」は、紫外線(UV)の刺激で皮膚にある色素細胞が活性化され、メラニン色素を大量に産出するために、皮膚が褐色調に黒くなってしまう現象です。
サンバーン、サンタンともに人種差、個人差があります。
一般に白人は、紫外線(UV)を受けるとすぐに赤くなりますが、数日たつと赤みが引き、あまりあとを残さずに消えてしまいます。サンバーンになりやすく、サンタンにはなりにくいタイプです。
一方、肌の色がもともと黒い人種は、日光を浴びた直後はあまり赤くならず、数日して急激に黒くなります。サンバーンにはなりにくく、サンタンになるタイプの肌です。
日本人は、ちょうど中間にあたり、サンバーンとサンタンを両方ともそこそこに起こすという人が日本人全体の約60~70パーセントを占めます。
日焼けの予後
長時間紫外線(UV)に当たれば、ほぼ誰でも「日焼け」になります。
通常、日光照射を浴びてから4~8時間後に皮膚が赤くなり、24時間でピークに達します。灼熱感を伴って、肌がひりひりと赤くなる状態(サンバーン)です。この紅斑は、やがて2~3日すると次第に薄くなっていきます。なかにはこのまま赤くなるだけで、あとは別に症状なく終わってしまう人もいますが、日本人のほとんどの人は、赤みが引いてくることから今度は、肌が黒っぽくなってきます。これはメラニン色素が増えたためです。そうして1週間もすると、傷ついた皮膚が膜のようにむけてきます。あとには、褐色の色素沈着(サンタン)が残ることになります。
この色素沈着もしだいに消えていきます。個人差がありますが、1ヶ月程度でかなり薄くなるでしょう。
これは、急激で大量の日光照射を浴びた場合の、日焼け直後からの症状です。一方、たとえ大量ではないにしても慢性的に日光照射を浴びていてもやはり肌にダメージを与えます。長期にわたる日光照射は皮膚の老化を早め、シミ、シワの原因となるのです。
また急激に大量の紫外線(UV)を浴びたり、長期にわたって紫外線(UV)にさらされていると、のちに星型のシミができることがあります。これを「光線性花弁色素斑(こうせんせいいかべんしいそはん)」と呼びます。
海水浴など、大量に急激に浴びる場合の紫外線(UV)対策はもちろん大切です。しかしそれだけでなく、まだまだ大丈夫と思っている春先から紫外線(UV)対策をはじめ、これくらいは大丈夫だろうと思うちょっとした外出、庭の草むしり、洗濯物干しなど、日ごろの紫外線(UV)対策を徹底しましょう。
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